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銀座くのや お役立ちコラム 風呂敷の豆知識③

 

創業より積み上げられた老舗ならではの知識やノウハウを皆様へお役立ち情報として提供させていただくコーナーです。

第十一回目は 風呂敷の豆知識③、風呂敷の正しい保管やお手入れの方法についてです。

保管場所

桐箱がある場合は桐箱にしまうのが最適です。桐材には天然の防虫・防湿効果があります。桐の箪笥でも問題ありません。風通しがよく、直接日光が当たらない場所に保管してください。

保管方法

適当な大きさに畳んでしまいます。詰め込んだり、上に何かを重ねたりせず、ふわりとした状態で収納してください。クリーニングの袋など、プラスティックやビニール袋に入れたままではなく、袋から取り出し保管するようにしましょう。

防湿財

湿気はカビや変色の原因になりますので、防湿剤の使用をお勧めします。素材が絹の風呂敷は大変湿気に弱く、縮んだり変色したりしてしまう事があるので特に注意しましょう。防湿剤が直接、風呂敷にふれないようにしてください。

防虫剤

虫食いは防ぎたいですが、防虫剤の使用には注意が必要です。大量の薬剤使用は絹などのデリケートな素材を傷める原因になります。「天然樟脳」、「シダーブロック」、「くすのきブロック」など天然由来の防虫剤はニオイもすぐに消え、素材に優しくお勧めです。防虫剤は2種類以上を一緒に使用すると化学反応を起こすものがあるので複数種類を一緒に使用するのは控えましょう。直接、風呂敷にふれないように使用しましょう。

 

風呂敷のお手入れ方法

素材:絹 / 生地:ちりめん・綸子・絽・白山紬・名物裂

洗濯方法:縮緬は絹糸に強く撚りをかけており、水に濡れると縮んでしまいますので、必ずドライクリーニングして下さい。

シワになった時は?:絹は摩擦に弱くとてもデリケートです。。アイロンは140度~160度の中低温。当て布をして裏側からかける。スチームは使用しない。

生地:レーヨンちりめん・アセテートとの混防で紬・ナイロンなどの混防で絞り

洗濯方法:レーヨン素材は水に濡れると縮んでしまいますので、必ずドライクリーニングして下さい。

シワになった時は?:絹は摩擦に弱くとてもデリケートです。。アイロンは140度~160度の中低温。当て布をして裏側からかける。スチームは使用しない。

素材:綿 / 生地:格子・縞・シャタン・ブロード・天竺・バニラン

洗濯:洗濯機で丸洗い出来ます。色物は色落ちの心配があるので他の製品と一緒にせず一枚で洗ってください。乾燥機を使用すると収縮し変形することがあるので日陰での吊り干しが最適です。

シワになった時は?:シワになりやすいですが、熱には強いです。アイロンは180-200度の高温。スチームは使用可能。テカリを防ぐため、アイロンは裏側からかける。

生地:ポリエステルちりめん・ポリエステルアムンゼン・紬・絞り

洗濯:洗濯機で丸洗い出来ます。ポリエステル・ナイロン素材は水分を吸収しないので縮みや変形の心配はありません。40度くらいのぬるま湯で手洗いするのが長持ちさせるこつです。乾燥機を使用すると収縮し変形する場合があるので、乾燥は日陰の吊り干しがお勧めです。

シワになった時は?:シワになりにくく伸び縮みしにくいですが、高温には強くありません。アイロンは140-160度の中低温。当て布をして裏からかける。スチームは使用しない。

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